診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

第55回日本網膜硝子体学会イブニングセミナー

  • 12月3日は午前の診療を終え、「第55回日本網膜硝子体学会」に出席するために、渋谷に向かいました。イブニングセミナーでの講演がありましたので、道中にトラブルがないことを祈りながらの移動でした。
 
  • 今回のイブニングセミナーのテーマは、加齢黄斑変性、特に東洋人に多いタイプのポリープ状脈絡膜血管症の治療について、効果と限界について考えることでした。
 
  • まず、ハワイ大学のKokame教授がポリープ状脈絡膜血管症の自然経過や診断、治療について体系的に解説して下さいました。
  • ポリープ状脈絡膜血管症の診断では、光干渉断層計検査の正面像(En face image)が有用であることを強調されました。
 
  • ポリープ状脈絡膜血管症の脈絡膜新生血管は網膜色素上皮層の下にあり、
  • 正常では平坦な網膜色素上皮層がデコボコになります。
  • 正面像では網膜色素上皮のデコボコが鮮明に描写され、
  • このデコボコの範囲に一致して脈絡膜新生血管が存在しているとのことでした。
 
  • 光干渉断層計検査の正面像は造影剤注射が不要で、比較的手軽に撮影することができます。
  • 診断のみならず、治療経過を追う上でも有効かもしれないと感じました。
 
  • 私は、ポリープ状脈絡膜血管症は長期にわたり治療・経過観察が必要な疾患であり、
  • 長期治療を念頭に置いた治療の大切さについて講演しました。
 
  • 東京女子医大の古泉先生は脈絡膜厚を考慮した治療について、
  • 神戸大の本田先生は抗血管内皮増殖因子療法と光線力学的療法の併用治療についてご講演されました。
 
  • 抗血管内皮増殖因子療法の登場により、世界的にみて加齢黄斑変性による社会的失明の患者さんは減少しており、その意義は大きいものがあります。
  • 一方、課題も残されています。
  • より良い治療を目指して、世界が研究しています。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.11.20
新生血管型加齢黄斑変性に対する点眼治療薬の開発が進行中です
2024.11.11
HBCテレビ「今日ドキッ!」で近視の児童生徒の増加を取り上げていただきました
2024.11.11
年末年始の診療について
2024.11.11
令和6年12月25日(水)受付開始10:30です
2024.11.11
令和6年12月7日(土)は休診です
2024.11.3
萎縮型加齢黄斑変性の進行を抑えるサプリメント
2024.10.24
2024年米国眼科学会(AAO)総会
2024.10.18
白内障手術:最近の多焦点眼内レンズについて
2024.10.9
3歳児健診
2024.10.3
近視の進行を抑える低濃度アトロピン点眼 

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。