診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

夏血栓と眼疾患

  • 本州では記録的な猛暑が続き、熱中症で多くの方が体調を崩されていると報道されています。
 
  • 7月前半の北海道は雨や曇りの日が多く、涼しい日々が続きました。
  • 7月後半を迎え、やっと気温が高くなり、札幌の最高気温は25℃を越え、連日の夏日となっています。
 
  • そんな中、先日、82歳のご婦人が、「今朝起きてから左眼の下の方が見えなくなった。数分で見えるようになってきた。」と訴え来院されました。
  • その前日は夜になっても気温が下がらず湿度も高く、寝苦しい感じの一夜でした。
 
  • 来院時には症状はほぼ消失しており、視力も良好でした。
  • ただ、網膜血管には動脈硬化の所見を認め、血管が詰まりやすい傾向が見られました。
  • 右眼には、以前に網膜血管が閉塞した痕(網膜静脈分枝閉塞症)がありました。
 
  • 左眼は網膜あるいは視神経を栄養する血管内の血液の流れが一時的に悪くなったものと思われます。
  • 一過性の網膜動脈閉塞症、網膜静脈閉塞症、あるいは虚血性視神経症です。
 
  • 幸い、すぐに血流が戻り視機能が回復し、症状の消失につながったようです。
 
  • テレビなどでは「夏は脱水によって血液がドロドロになりやすく、血管の中に血の塊(血栓)ができやすい季節。脳梗塞も一年でいちばん多く発症します。」などと報じています。
 
  • いわゆる、夏血栓です。
 
  • 全身の病気としては、脳梗塞のみならず心筋梗塞、肺塞栓症などの生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。
 
  • 夏血栓では、網膜や視神経を栄養する血管でも血の流れが滞る危険性があります。
 
  • 網膜や視神経を栄養する血管が詰まってしまうと、視機能が大きく損なわれかねません。
 
  • 脱水に気をつけて、酷暑を乗り切りましょう。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.11.20
新生血管型加齢黄斑変性に対する点眼治療薬の開発が進行中です
2024.11.11
HBCテレビ「今日ドキッ!」で近視の児童生徒の増加を取り上げていただきました
2024.11.11
年末年始の診療について
2024.11.11
令和6年12月25日(水)受付開始10:30です
2024.11.11
令和6年12月7日(土)は休診です
2024.11.3
萎縮型加齢黄斑変性の進行を抑えるサプリメント
2024.10.24
2024年米国眼科学会(AAO)総会
2024.10.18
白内障手術:最近の多焦点眼内レンズについて
2024.10.9
3歳児健診
2024.10.3
近視の進行を抑える低濃度アトロピン点眼 

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。