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黄斑網膜神経線維層の厚みで認知機能の低下を予見できる

2022年7月号のJAMA Ophthalmologyにソウル大学のグループが「黄斑網膜神経線維層の厚みで認知機能の低下を予見できる」という主旨の論文を発表しました。

日本では65歳以上の認知症の人数は2020年で約600万人(高齢者の約6人に1人)、2025年には約700万人と増加し、高齢者の約5人に1人が認知症になると予測されています。

超高齢化社会を迎える日本にとって、認知症への取組が重要になると言われています。

ソウル大学のグループの研究では60歳以上の430人に対し、網膜神経線維層の厚さ測定と認知機能を評価する検査を施行し、さらに215人を平均5.4年間経過観察しました。

その結果、黄斑部網膜神経線維層が薄いほど認知機能が低下しており、

黄斑部網膜神経線維層がより薄い人ほど経過観察中の認知機能の低下が著しいことが判明しました。

現時点で認知症のリスクを評価する方法は、背骨の間に針を挿入し脳脊髄液を採取する検査(髄液検査)や、遺伝子検査がありますが、

体への負担が強かったり高額の検査費用のため、日常検査として行うことはできません。

網膜神経線維層の厚み測定は目や体への負担がなく、1~2分で計測が終わり、計測結果も瞬時に出ますので、健診などで行うことも可能です。

論文では、経過観察を行った患者が215人と少なく、また認知機能の経過を評価するには5.4年の経過観察期間は短かめであり、更なる研究が必要であると考察しています。

網膜は脳と同様に神経細胞とその情報を伝える神経線維で構成されており、網膜と脳では類似の加齢性変化が生じることが報告されています。

認知症の予見検査として網膜神経線維層の厚み測定が普及する可能に期待したいと思います。

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