令和7年ゴールデンウイークの診療について
2025.3.31 お知らせ
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先日、私が学校医をしている小学校での学校検診に行って参りました。
その学校で「絵封筒のABC」という本が目にとまりました。
帯には「おうち時間を心豊かに過ごす。絵本と封筒&便箋の型紙が付いた!絵封筒づくりガイドブック。幼児からシニアまで楽しめる!」と書いてあります。
著者は阿部宏行さんという初等中等教育に長年携わってこられた方で、出版社は日本文教出版です。
本の冒頭は絵本で、二人の子供が「おてがみやさん」に教わって、病気のおばあちゃんに手作りの便箋と絵封筒で手紙を送り、おばあちゃんをお見舞いします。後日、二人は手紙をもらったことのない「おてがみやさん」にお礼の手紙を送るというお話です。
本の後半は、絵封筒や便箋、カードの作り方を解説しています。
チラシやパンフレット、カレンダーや雑誌などを利用して作ったり、切手の絵柄を絵封筒の絵の一部に取り込んだデザインの紹介など、いろいろ考え工夫し、オリジナルを作ることの楽しさを紹介しています。
インターネットの普及で郵便物数は年々減少していますが、この本では手紙の温かみや個性、作成中の楽しさに加え、手紙が届く・返信が来るまでの「待つ時間」の大切さなども語られれいます。
本の終わりには、手紙を送る際のマナーやルールについても紹介されています。
折角作った郵便がちゃんと届くように、絵封筒の作成時の郵便屋さんへの配慮も述べられています。
初等中等教育の専門家である著者が絵封筒の作成を通して伝えたいことは、
子供たちが想像力を働かせ自由な発想で物を作り出すことの大切さ、子供の個性や感性を見守る大人の寛容性の大切さなのかと思いました。
最近は私もメールやラインで連絡を済ませることがほとんどです。
時には手書きの手紙を出そうかなと思います。