令和7年ゴールデンウイークの診療について
2025.3.31 お知らせ
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紫外線は一年中降り注いでいますが、その照射量は4月頃から増加し、8月にピークに達し、9月末までは紫外線対策が必要な時期と言われています。
札幌は最高気温が20℃を超える日が続くようになり、紫外線指数が強い日が増えてきました。
紫外線を浴びると皮膚は日焼けします。長期的にはシミやシワの原因となります。
今回は、紫外線の目に対する影響についてご紹介します。
強い紫外線を短期間に浴び過ぎることで生じる目の病気が、角膜(黒目)に傷が付く「角膜上皮障害」です。
例えば、天気の良い日にスキー場で過ごすと、雪面から反射する紫外線で角膜が傷つき、夜になって目が充血し、強い痛みと流淚が生じる「雪目(ゆきめ)」になることがあります。
発症時の症状は強いのですが、幸い、角膜の傷は1〜2日で治り、症状も無くなります。
一方、長期的に紫外線を浴びることが誘因となり発生する病気もあります。
その一つは、白目を覆っている結膜組織が、角膜に侵入してくる「翼状片」です。
通常は30歳代以降に発症し、進行は早くありませんが、瞳孔近くまで翼状片が伸びてくると視力障害をきたします。
農業や漁業従事者など、野外作業の多い方に見られる病気で、紫外線を浴びるなどの刺激が発症に関係すると考えられています。
紫外線の大半は眼球表面の角膜で吸収されますが、角膜を通過し目の中に入った紫外線のほとんどが水晶体で吸収されます。
水晶体に紫外線が吸収されると、水晶体を構成するタンパク質などが変化し、本来は透明な水晶体が濁る白内障が発生します。
紫外線の照射量が日本の2〜3倍あるインドでは、白内障で視機能障害が生じる方が多く、社会問題になっています。
手軽にできる目の紫外線対策は、サングラスをかけることです。
サングラスというと黒いレンズのイメージですが、レンズの色は問いません。
色の濃いレンズは視界が暗くなるため、瞳が大きくなり、サングラスと顔のすき間から入った紫外線が、大きくなった瞳を通して目の中まで侵入しやすくなります。
サングラスを選ぶポイントは、紫外線をきちんとカットするレンズを選択することです。
100%カットできるものが理想ですが、値段も高くなります。
70〜80%カットできるレンズが、コスト的にも購入しやすいのではないでしょうか。
海外では子どもにサングラスの装用を推奨する国もありますが、
一方、1日2時間程度、外で過ごし太陽光を浴びることで、子どもの近視発症・進行を抑えることが出来ると報告されています。
また、紫外線は骨の形成に大切な働きをしているビタミンDの合成に必要です。
紫外線を浴びることは体の機能維持に必要ですが、ダメージにもなりますので、
有効な紫外線対策をしたうえで、適度に外で過ごす時間も持つことがお薦めです。