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12月9日、神戸アイセンター病院と理化学研究所は、iPS細胞を用いた網膜色素変性症治療の臨床研究を行うための審査を申請したと発表しました。
順調に審査が進めば、厚生労働省の承認を経て、来年度中に治療を実施したいとしています。
網膜色素変性症は網膜の光を感じる細胞が経年的に障害され、夜盲や視野狭窄が進行する遺伝性疾患で、国内の患者数は約4〜5万人と推測されています。
中途失明の原因疾患の第3位で、様々な治療法が研究されています。
網膜神経保護剤や遺伝子治療、人工網膜などの研究が全世界で行われているものの、現時点では確立された治療法はありません。
今回の臨床研究の対象は、20歳以上の重症の網膜色素変性症患者2人で、京都大が「健康の人から作り備蓄しているiPS細胞」を用いて、視細胞のもとになる細胞を作製し、これを培養してシート状に加工し、患部に移植、正常な視細胞に成長させ、症状の改善を目指すとしています。
神戸アイセンター病院は世界で初めてiPS細胞を用いて加齢黄斑変性の治療を行った施設です。
臨床研究で用いる「健康の人から作り備蓄しているiPS細胞」とは、再生医療用iPS細胞ストックプロジェクトで準備されているiPS細胞で、健康なボランティアの方に細胞を提供していただき、医療用のiPS細胞を作製します。
予め安全性の確認を行い品質の保証されたiPS細胞を保存し、必要に応じて医療機関や研究機関に迅速に提供することを目的としています。
患者さん自身の細胞を使う「自家移植」と比べると格段に時間も費用も抑えられると考えられています。
たくさんの健康人のiPS細胞を備蓄することで、移植される細胞シートが拒絶反応を起こさないように、患者ごとに適切なiPS細胞を使用することができ、治療成績も向上すると期待されます。